気結びと反射道(20140315)
3月15日の土曜日は恒例の高槻市合気道連盟主催高槻市民公開合気道教室の日でした。
午前中はいつもの様に、門川師範のご指導で芝生町の高槻市立総合スポーツセンター体育館にて10時から12時の2時間、午後は私の指導で古曽部町の市立防災公園体育館にて13時から17時過ぎまでの4時間、合わせて6時間の合気道三昧の一日でした。
朝9時過ぎに愛機BMW K1600GTLにて随分と暖かくなった春風の中を高槻市内を北から南に駆け抜けて芝生町のスポーツセンター体育館に到着しました。随分と暖かくなりやっとバイクのシーズンが到着したようです。
午前中は正面突きに対する展開技を門川師範からお教えいただき、いつものようにご指導の受けを取らせていただきました。
正面突きに対する技では有段者となってもなかなか受けの突き手を見つめてしまって手を取りに行く習慣が抜けない方が多いようです。また、突きに対して入り身転換するわけですが、入り身の無い転換だけをされる方も多いようです。
何名かの有段者にその点の注意を申し上げました。体捌きや入り身転換等の基礎動作をおろそかにしては合気道は成り立ちません。
合気道で大切な奥儀でもある入り身転換呼吸法の理合をしっかりと身につけたいものです。
午後の古曽部での稽古の参加者は、至誠館からOKさん、K藤さん、T居さん、INI君ことケン坊でした。今後はINI君はこのサイトではケン坊と明示することになりました。いわれについては本人にお聞き下さい。(笑)
眞武館からの稽古参加者がいなかったのが寂しいですが、常連の二名がひびや骨折で負傷中です。と言っても合気道での負傷ではなく、サッカーとバスケットで負傷したとの事です。
最近、手足のけが人が短期間に続出いたしており、いずれも合気道では無い事で負傷されておられるのですが・・・・
門下生では一番弟子K藤君が左足くるぶしのヒビ、四番弟子H本君が右手中指の骨折、十一番弟子T玖君が左手親指の捻挫、至誠館のケン坊が右手薬指の爪剥離。
道場あげてお払いに行くべきでしょうか・・・・
稽古の方は、木曜日のふれあいセンタでの稽古の復習をかねたもので気結びと反射道の基礎練習としました。
先ずは剣と杖ですが、いつもの素振りや16の杖、31の杖、五孤の剣、禊の太刀のほか、31式組杖に時間をかけさせていただきました。
体術では敢えて握らない離れない手による気結び技を中心に行いました。
気結びと反射道は一体となった理合であるとして指導させて頂きました。
「合気道は山彦の道」と開祖大先生は仰られておられます。
山彦の道とは合気道そのものであると同時に反射道そのものだと考えます。
反射と共鳴が反射道の基本の理合で、反射と共鳴が気結びを産みます。
受けと取りが相互に反射と共鳴を行い合一和合していく事が合気道の魂魄の研鑽の目標です。
敢えて握らない離れない手による気結び技の鍛錬は無理に握って引っ張ったりぶつかったりする稽古を規制する稽古法として非常に有効だと考えております。
以下に握らないまま受けの手をいのままに導くのか?
そこには受けに対する思いやりやいたわりと、先々の気を読む備えの心が肝要です。
この日は片手でも施せる二教固めや手を使わない肩持ち二教の稽古も致しました。触れられたところで結ぶ。この体現稽古は結びの入り口として分かりやすい稽古かとおもいます。
少人数でしたのでゆったりとした時間の中で十分な稽古ができました。
満足な中で稽古を終えて帰路につきました。
2014年の本日までの稽古時間/稽古日数=96時間/34日)
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